Elemental MediaConvertの監視方式
コンニチハ、千葉です。
MediaConvertを利用すると、簡単に動画変換処理を実現できます。 MediaConvertを利用する機会があり、運用する上で何を監視するとよさそうか調査したのでアウトプットしておきます。
監視方式
監視方式は2パターンありました。
- MediaConvertのCloudWatchのメトリクスにアラームを通知する
- CloudWatch Eventsにてジョブのステータスの変化をトリガーにアラームを通知する
CloudWatchメトリクスによる監視
AWSで監視を行うといったら、まずはCloudWatchを利用します。CloudWatchで何を監視できるか確認してみます。 MediaConvertのメトリクスはこちらから確認できます。
ジョブのエラーに関するメトリクスは2つあるようでした。
- JobsErroredCount:指定した入力バケットにないファイルの変換リクエストなど、無効な入力のために失敗したジョブの数。 > こちらはキュー単位で確認できるメトリクス
- Errors:ジョブ ID を含まないジョブステータスへのリクエストなど、無効なオペレーションパラメーターによって発生したエラーの数。 > こちらはリクエスト単位で確認できるメトリクス
JobsErroredCount
キュー単位で見れるので、どのキューでどれくらいエラーが発生したかを確認できます。入力に関するエラー時にカウントされます。
Errors
リクエスト単位でのエラーをカウントします。今回は、ジョブ作成を監視したいのでCretaJobを見ればよさそうです。
CloudWatch Eventsによるジョブステータスを監視
CloudWatch EventsはAWSのAPIが発行されたタイミングや、ステータスが変わったタイミングで、何かしらの処理をトリガーできます。こちらを利用することで、MediaConvertのジョブステータスがErorrになった場合に通知アクションを行えます。
設定方法にはこちらのドキュメントに記載があります。指定できるパラメータはこちらです
今回は、ジョブがErrorになった場合の監視を行いたいので、CloudWatch Eventsを利用した方式を選択しようと思います。
最後に
MediaConvertで監視する方法は複数ありました。今回は、ジョブのステータスを監視したかったのでCloudWatch Eventsを利用する方式を選択しました。一方、CloudWatchメトリクスは、通知アクションよりジョブの失敗回数などの状況確認に最適かなと思いました。 それでは、また。